2021年06月14日【コラム】Indeed(インディード)って結局どんなもの?募集までの流れ徹底解説
仕事探しやバイト探しに利用され、かつ無料掲載可能なIndeed(インディード)とは一体どんなものか、徹底解説していきます。利用までの流れや、メリット・デメリットもご紹介していますので、採用担当者の方は必見です。
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目次
1. はじめに
2. Indeedのメリット・デメリット
2-1 企業側のメリット・デメリット
2-2 求職者側のメリット・デメリット
3. 掲載までの流れと運用方法
4. Web上での募集方法との比較
5. 他の求人特化型検索エンジンとの比較
6. まとめ
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「仕事探しはIndeed(インディード)」、「バイト探しはIndeed(インディード)」というフレーズを㎝で耳にした事がある方は多くいらっしゃるでしょう。
そして、
・「Indeedって何?」
・「Indeedって無料なの?」
・「実際にIndeed使って人を採れるの?」
と疑問を持つ方も、もちろんいらっしゃるかと思います。
今まで紙媒体やハローワークを利用して採用活動をしてきた方にとっては、そのような疑問が生まれることも当然と言えるでしょう。
そこで今回は、そのような疑問の解決のために、実際にIndeedの利用を開始する場合、どういったプロセスで掲載、運用するのかや、具体的なメリット、デメリットについてご紹介します。
1. はじめに
「仕事探しはIndeed」、「バイト探しはIndeed」で知られるIndeedとは、何なのでしょうか。
Indeedとは、求人情報に特化した検索エンジンです。
と言ってもイメージが湧かないという方もいらっしゃるかと思いますので、もう少し詳しく説明します。
まず、検索エンジンとは、GoogleやYahooのように検索欄に任意のキーワードを入れると、それにマッチしたWebページが検索結果として表示されるものを言います。
そして、「求人に特化した」というのは、検索後にマッチして表示されるWebページが求人情報のみのものとなっているという事です。
Indeedでは、検索欄が2つ用意されています。
・キーワード
・勤務地
の2つです。
例えば、ある求職者が建築業界かつ横浜市で探したい場合、キーワード検索欄に「建築業界」、勤務地欄に「宇都宮市」と入れる事で、それらにマッチした求人情報が一覧で出てくるという形です。
求職者は、そこから興味のある企業に採用選考応募します。
一方企業側は、Indeedに企業情報を掲載し、求職者の応募を待ちます。
2.Indeedのメリット・デメリット
ここからはindeedのメリット・デメリットを企業側と求職者側に分けてご紹介します。
2-1 企業側のメリット・デメリット
【メリット】
□ 求人情報を無料で掲載可能である
・基本的に求人情報を無料で掲載出来ます。加えて、応募者への連絡、採用まで無料で出来ます。
□ 有料掲載の場合でも低リスクである
・自社求人がクリックされた分だけしか料金が発生しません。そのため掲載期間で料金が発生する求人広告と違い、リスクが低いです。
□ 掲載期間が自由なので、運用次第で目的に対して効率的に利用可能である
・募集人数に達し、募集を停止したい時に停止する事が出来ます。もしくは、設定予算が尽きた時に自動的に停止されます。
□ 自社HPを活用した採用の仕組みを構築する事が可能である
・indeedから自社採用ページに誘導し、採用に繋げる事が出来ます。
□ ユーザー数が圧倒的に多い
・求人サイトに登録せず利用可能なので利用の敷居が低いです。
・Indeedは、Google検索結果で上位に掲載されるため、求職者に見られやすいです。
□ 求人データを分析が可能である
◎下記のようなデータを確認することができるため、採用活動の改善が可能です。
・表示回数
・クリック数、クリック率(クリック数÷表示回数)
・応募数、応募率(応募数÷クリック数)
・平均クリック単価
・CPA(応募1件あたりにかかった費用)
・合計費用
【デメリット】
□ 無料掲載の場合、月日が経つに連れて表示位置が下がる
・無料掲載は、新着順に表示されます。つまり、月日が経つほど求人が増え、自社の求人が検索結果の下位に表示されてしまいます。尚、世界で求人が10件/秒追加されているというデータがあるという程、Indeedに求人が上がってきています。
□ 採用ページの作成が必要である
・自社で作る事が可能なため、完成度を高められる可能性もありますが、一方で手間と工数がかかります。効果的な求人にするためには、ライティング力も必要となります。
□ 掲載ルールの遵守が必要である
◎Indeedには求人掲載をするため、以下のような条件があります。
・求人情報ではない情報は掲載されません。
・詐欺的、虚偽的、情報が不十分な求人情報は掲載されません。
・当事者でない求人コンテンツの使用や転載は認められません。
・応募者に手数料や必須の研修を課す求人は掲載されません。
・職種・職務内容と関連性の低い会社情報を主とする求人は不適切です。
・求職者や採用企業に不快感を与えるような低俗・違法なコンテンツは掲載されません。
・求職者の権利を損なうとみなされる求人は削除される可能性があります。
・職務の実在が疑わしい求人は削除される可能性があります。
(参考:求人掲載に関するガイドライン)
□ 運用ノウハウが必要である
・効率的にIndeedを活用するために、上記で示したようなデータを分析し、上限クリック単価を設定したり、予算をうまく調節したりする必要があります。クリック単価自動調整機能もありますが、クリック単価の上限がないため、注意が必要です。
□ ユーザーがキーワード検索し、求人表示されるため比較的知られていない業種・業界は見てもらえない可能性がある
・そもそも検索に引っかからなければ、求人は表示されません。つまり、比較的知られていない職種は、求職者が打ち込むキーワード検索に引っかかりにくく、求人が表示されません。
□ 競合が多い場合はクリック単価が増加する可能性が高い
・例えば、介護やエンジニアは、競合求人が多いため、表示回数を増やすためにお金をかけなければならなくなる可能性が高いです。
2-2 求職者側のメリット・デメリット
【メリット】
□ 掲載企業数が多い
◎選択肢が多い分、より自分の希望に沿った企業を見つけることが出来ます。
□ キーワード検索で希望の求人を容易に探す事が可能である
◎自分の希望する仕事を探しやすくなります。
□ 会員登録が不要である
◎手間がかからないため、気軽に仕事を探す事が出来ます。
【デメリット】
□ キーワードが分からなければ求人を見つけられない
◎自らキーワードを打ち込んで検索するため、知らない職種に対してアプローチをかけられません。つまり、新しい職種を発見する事が難しいです。
3.掲載までの流れと運用方法
□ 掲載の2パターン
1. クローリングによる掲載
◎Indeedは、クローリングによって求人情報を収集しているため、自動的に自社のWebサイトが掲載されている場合があります。
※クローリング:プログラムがインターネット上のリンクを巡回し、Webページ上の情報を複製・保存する事
◎自社で採用サイトを既に保有している場合は、indeedにクローリング申請を行うことで、求人が表示されるようになります。
2. 直接投稿による掲載
◎Indeed求人掲載のページからアカウントを作成し、求人情報を入力します。
□ 運用
◎日予算・月予算を設定します。
◎日々のデータを分析して予算設定の変更やクリック単価、求人内容を調整します。
◎必要に応じて、有料掲載を停止します。
→以上を自社で行う場合と代理店に依頼する場合があります。代理店に依頼すれば費用がかかりますが、データ分析・改善という運用が確実に行えるのに加えて、工数も減らせるというメリットがあります。
4.Web上での募集方法との比較
Web上での募集方法で比較
□ 大手転職サイト
◎Indeedより優位性が高い点
会員数が多く、会員に対して企業側からのアプローチが出来ます。
◎Indeedより優位性が低い点
期間で料金が発生するため、求職者が自社ページを見なかったとしても費用がかかります。
会員登録が必要なため、求人者にとって工数がかかります。
□ スカウトメール
◎Indeedより優位性が高い点
企業側から直接求職者にアプローチが可能であるため、「待ち」ではない「攻め」の採用活動ができる。
◎Indeedより優位性が低い点
求職者にスカウトメールを読んでもらうためのライティングスキルが必要である。
こちら側から働きかけない限り、採用はできない。
5.他の求人特化型検索エンジンとの比較
求人特化型検索エンジンで比較
□ Careerjet:世界中の求人情報が掲載される求人検索エンジン
◎Indeedより優位性が高い点
掲載企業が少ないため、競合が少ないです。
世界中の求人情報を検索する事が出来ます。
◎Indeedより優位性が低い点
海外にしか会社が存在しないため対応が遅れる事があります。
ユーザー数が比較的少ないです。
キャリアジェットのノウハウを持った代理店が少ないです。
無料掲載が出来ません。
□ スタンバイ:ビズリーチ社が運営する求人検索エンジン
◎Indeedより優位性が高い点
会員登録者へのスカウトが出来ます。
「Yahooしごと検索」と連携しているため、Yahooで求人検索した求職者に見られやすいです。
デバイスによってクリック単価を変える事が出来ます。
◎Indeedより優位性が低い点
ユーザー数が比較的少ないです。
GoogleにおけるSEO順位が低いです。
6.まとめ
いかがだったでしょうか。
業種や雇用形態によってどのような採用手法を使うと良いのかは変わってきますが、
・自社採用ページを使い、採用に導きたい企業
・自社求人ページのデータ分析を行い、運用して効率的に採用活動をしたい企業
・費用を最小限に抑えたい企業
にとって、indeedは有効な採用手法だと言えます。
掲載が無料で始められる点からも一度試してみると良いのではないでしょうか。
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