2021年05月28日【コラム】従業員の生産性UPのためセルフ・キャリアドックについて徹底解説!
従業員の生産性アップにつながるキャリアコンサルティング、セルフ・キャリアドックについて解説します。セルフ・キャリアドックの導入によりどのような効果が期待できるかについても紹介していますので、採用担当者の方は必見です。
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目次
1. 社員の生産性を上げるためには?
2. キャリアコンサルティングとは
3. セルフ・キャリアドックとは
4. セルフ・キャリアドックの必要性
5. セルフ・キャリアドック導入で期待される効果
6. まとめ
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最近従業員の元気がないな?モチベーションが下がっているな、なんとなく社内の雰囲気が悪いな、など、感じたことはありませんか?
どう対処したものかと思い悩んでいる経営層の方に、社員が元気になって生産性を上げることができる方法についてお話ししたいと思います。
1.社内の生産性を上げるためには?
従業員が元気よく生き生きと働いていると、雰囲気も良くなりますし、やる気もでますよね。
反対に、従業員の元気が無いと、会社全体の業績にも影響が出てしまいます。
何か悩むところがあって元気がないのかもしれませんし、モチベーションにつながらないのかもしれません。
そんな時、上層部が声をかけてみても「大丈夫です、なんでもありません」というような回答があって、それ以上話を続けることができなくなるといったことになりがちです。
従業員からするとなかなか上司や経営層の方々に相談をするというのは難しいところです。特に仕事の内容等についてだとなおさらですよね。
そこでキャリアコンサルタントの出番です。外部の専門家であるキャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行い、従業員の話を聞く(社内では言えないような話も)ことで、従業員の皆様の悩みの解決に役立ちます。
キャリアコンサルタントを活用する中で「セルフ・キャリアドック」という制度があります。こちらの制度を活用することで従業員が生き生きと働くことができるようになり、生産性を上げることにつながります。
2.キャリアコンサルティングとは
厚労省による定義ではキャリアコンサルタントが行うカウンセリングのことで労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
その個人にとって望ましい職業選択やキャリア開発を支援するプロセスのことです。
人生で遭遇する様々な経験を積極的に受け止め、その人にとってより幸せな人生を描く成長の糧とするための支援です。
キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。
組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。
キャリアコンサルティングを通じて自身のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うなど、自身が希望するキャリアの道筋を実現していくための有力な手段の一つとして、キャリアコンサルティングを活用することができます。
3.セルフ・キャリアドックとは
キャリアコンサルティングとキャリア研修などを組み合わせて行う、従業員のキャリア 形成を促進・支援することを目的とした総合的な取組みのことです。
具体的な取り組みとしては下記のようなものが挙げられます。
・ジョブカードを活用し自己のキャリアを棚卸し、自己理解を深める
・キャリアビジョンの明確化
・自己実現に向けた今後のキャリア研鑽
・仕事の目的意識の向上を図る
・人材育成を通じて企業の育成ビジョンや方針の明確化
・人材の定着促進......等
4.セルフ・キャリアドックの必要性
IT 化の進展や国際競争の激化などにより、企業はビジネスモデルや事業内容の大胆な変化を迫られています。
そのため、従業員一人一人が社会や組織の変化を先取りする形で変革に対応し、持てる力を最大限に発揮していくために、自ら主体的にキャリアを考え構築していく必要があります。
しかし、社内の人間の力だけでは、客観的な視野でキャリア形成に関するアドバイスをすることは難易度が高いです。
そこで、必要となるのが、外部の専門的な知見をもったキャリアコンサルタントによる、「セルフ・キャリアドック」というわけです。
5.セルフ・キャリアドック導入で期待される効果
セルフ・キャリアドックの導入により、次の効果が期待されます。
①各従業員が、キャリアの目標を明確化し、仕事の目的意識を高め、計画的な能力開発に取り組むことにより、仕事を通じた継続的な成長を促し、働くことの満足度の向上につながります。
②企業の立場としても、人材の定着や従 業員の意識向上が、組織の活性化につながり、生産性の向上への寄与等の効果が期待されます。
また、労働者の属性ごとに次のような効果も期待されます。
(1)新卒採用者の定着率向上
(2)育児・介護休業者の職場復帰率向上
(3)高年齢層社員の活性化
その他まだまだありますが、セルフ・キャリアドックの代表的な中身は以上のようになります。
6.まとめ
いかがだったでしょうか?
皆さんの会社も「セルフ・キャリアドック」を活用して生産性を上げて元気になりましょう!
また、両毛印刷では栃木県内の企業様の活性化のために、セルフ・キャリアドックのサービスを提供しています。
キャリアコンサルタントの国家資格を持った専門の人材がサポートいたしますので、お気軽にご相談ください!
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